重曹を使ってナチュラルクリーニング!環境にやさしい重曹のお掃除効果とは?

 ナチュラルクリーニングという言葉を聞いたことがありますか?
 天然素材である「重曹」や「クエン酸」など環境にやさしい洗剤を使ったお掃除のことを言います。
 でも環境にやさしい洗剤ってちゃんと汚れが落ちるのか気になりますよね。
 汚れに合った洗剤を使えば意外と簡単にきれいになるんですよ。

 今回は【重曹】を使ったお掃除や活用方法についてまとめました。

目次

ナチュラルクリーニングとは?

 天然素材である「重曹」や「クエン酸」「セスキ炭酸ソーダ」「過炭酸ナトリウム」など環境にやさしい素材を使ったお掃除のことを言います。
 重曹やクエン酸は、食品にも使われている安全な素材です。
 また、自然由来のものなので、掃除後の排水など環境に対する負荷が低くなります。

 小さいお子様やペットがいるご家庭にもおすすめできるお掃除方法です。

安全性は高いのですが小さなお子様の手の届かない場所で保管して使用してください。
また、お肌がデリケートな方は手荒れする場合もありますので、ビニル手袋を付けるなどしてご使用ください。

重曹とは?

重曹とは、炭酸水素ナトリウムのことです。
重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダなどとも呼ばれます。
加熱すると二酸化炭素を発生する性質があり、食品添加物として調理にも使われます。
入浴剤や医薬品としても用いられています。

弱アルカリ性の性質を持ち、酸性の汚れに対して効果を発揮します。

(参考)Wikipedia「炭酸水素ナトリウム」

ナチュラルクリーニング「汚れ×洗剤」の組み合わせ

ナチュラルクリーニングでお掃除を始める前に大事なことを1つだけ覚えてください。
それは「汚れの性質」「洗剤の性質」です。
「汚れの性質」と「洗剤の性質」の組み合わせが合えば、専用の洗剤などを使わなくても汚れが落とせると思います。

生協パルシステムKOKOCARAさんで解説されていた図が分かりやすかったのでご紹介します。

洗剤と得意な汚れ(参考:パルシステムKOKOCARA) 

汚れには「酸性の汚れ」と、「アルカリ性の汚れ」の2種類があります。
「酸性の汚れ」には「アルカリ性の洗剤」
「アルカリ性の汚れ」には「酸性の洗剤」
が効果的です。

重曹は弱アルカリ性なので、
・軽い油汚れ
・皮脂・手あか
といった、酸性の汚れを落とすのに向いています。

重曹スプレーの作り方

普段のお掃除に便利な重曹スプレーを作ってみましょう。
軽い油汚れや、手あかなどのお掃除に便利です。

重曹は冷たい水では溶けにくいため、40℃のお湯を使ってください。
65℃以上のお湯で溶かすと、アルカリ度が高くなってしまうのでご注意ください。

アルミ鍋などアルミ素材に重曹スプレーを使うと変色します。
木製の家具や床など、染み込むと変色する場合もありますのでご注意ください。

重曹スプレーの作り方

<材料>
・重曹 小さじ2
・40℃のお湯 200ml

<作り方>
①スプレーボトルに重曹小さじ2を入れます。

②40℃のお湯を200ml入れて、蓋をしてからよく振って混ぜます。

③重曹の粉が溶けたらできあがりです。

重曹スプレーでお掃除する方法

油汚れなどに重曹スプレーを吹き付けてお掃除しましょう。

重曹は中性に近い弱アルカリ性のため、ギトギトな油汚れに対して効果が薄いことがあります。
この場合、何度か「スプレー、待ち時間、拭き取り」を繰り返す必要があります。
より効果の強いナチュラルクリーニングとしては、「セスキ炭酸ナトリウム」を使うとアルカリ度が高いのでより強力に油汚れを落としてくれます。
ただ、食品にも使えるという安全性の高さから、少し効果が弱いかもしれませんが重曹を使ったお掃除をご案内しています。

今回はキッチンの換気扇の整流板に対して使ってみました。
(年末だったので1年の油汚れがべったりと付いています💦
 果たしてそんな状況の換気扇の整流板にも通用できるのか!?)
油汚れに万遍なく重曹スプレーを吹き掛けます。

汚れが拭き取りやすくなるまで、10分程待ちます。

ウエスなどを使って汚れを拭き取ります。
ベタっとした油汚れが簡単に取れました!

 拭き取った後の写真を撮り忘れてしまったのですが(すみません)
 気になるところにもう一度スプレーして拭き取り、軽く水で洗い流したら完了しました!

 重曹スプレーでお掃除した後は、水で洗い流すか、水拭きしないと乾いた後に白く粉が残ることがあります。
 粉残りが気になる場合は、最後に水拭きしてくださいね。

重曹 で 鍋の焦げ付き を落とす方法

重曹はお掃除以外にも、鍋の焦げ付きを落とすこともできます。

ちょうどタイミングよく(?)お鍋の底を焦がしてしまったので、
購入した重曹のパッケージに載っていた手順で挑戦してみました。

こちらが焦がした鍋の底です…💦
大根が焦げてこびりついてしまいました。
あらかじめ、スポンジで取れる焦げ付きは取り除いてから実施しました。

①鍋に重曹小さじ1と水500mlを入れて火にかけます。

 

②ぐつぐつと沸騰したら火を止めます。

 

③冷めるまでそのまま放置します。
(気になったので菜箸でこすってみたら、焦げ付きがスルンと取れました!すごい!)

 

④冷めてから汚れを再度スポンジでこすり、水で洗い流しました。
 焦げてたなんて信じられないくらいきれいになりました✨

実は重曹で焦げ付きを落とすのを初めて挑戦したのですが
重曹のパワーにびっくりしました。
たくさん活用していきたいです。

さいごに

今回は弱アルカリ性の重曹を使ったナチュラルクリーニングをご紹介しました。
重曹は、今回紹介した以外にも、クレンザーとしての効果、消臭効果もあると聞きます。
また試してみた結果を追記できたらと思います。

私が本格的にナチュラルクリーニングを取り入れたのは実は4年位前からです💦
まだまだ勉強途中ではありますが実際に使ってみてこの方法は一生やり続けられる!
と思ったものをご紹介しています。

次回、酸性のクエン酸を使ったナチュラルクリーニングをご紹介する予定です。
お楽しみに。

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