柴田酒造場 ~「孝の司」「众」老舗日本酒 ブランド~

 柴田酒造場は愛知県岡崎市の山あいで1830年(天保元年)に創業した老舗の酒蔵です。
 全国的に珍しい超軟水の湧き水「神水」と地元のお米を使って、伝統的な製法で丁寧に日本酒を造っています。
 最近はカフェを併設して、若いファンも増えています。
 伝統を守りながら新しい挑戦を試みる柴田酒造場さんのストーリーについて伺いました。

目次

エシカルポイント

1.伝統技法

 地域に根差す伝統技法を使うことで地域の活性化につながります。

2.地産地消

 地元の湧き水、地元で作られたお米を使ってお酒造りをしています。

柴田酒造場 の ストーリーと想い

柴田酒造場 が 伝えたい想い

  • 伝統製法を守った日本酒造り
  • 地元の水、お米を使ったお酒造り
  • 休耕田で生態系を考慮したお米作り
  • 日本酒を通して地域を活性化させるコミュニティー作り

柴田酒造場 ブランド立ち上げのストーリー

 柴田酒造場は、江戸時代後期の1830年(天保元年)に愛知県岡崎市で創業した老舗の酒蔵です。
 毎日の晩酌に合う日本酒から贈答用の純米大吟醸まで様々なお酒を造っています。

 

 元々はこの地域の庄屋で余剰米を使って酒造りを始めたのが創業のきっかけです。
 現在の社長まで八代にわたって伝統が受け継がれています。

 

 1898年(明治31年)8月9日夜、火災が起きて蔵が消失してしまいました。
 蔵が無くなるという深い悲しみの日でありましたが、これを機に蔵を建て替え、再出発の日となりました。
 ちなみにこの「8月9日」は柴田酒造場にとって大切な日となり、
 2020年8月9日に蔵cafe一合をオープン、
 2021年8月9日に蔵cafe一合のリニューアルオープンをしました。

 

 2014年からは伝統製法の生酛造り、山廃造りの日本酒に取り組み始めました。
 2015年に「众醸蔵」の建設に着工。
 2016年から生酛造り、山廃造りの日本酒ブランド「众(ぎん)」の製造を開始しました。

 新しく作った「众醸蔵」は古い蔵に増設するように作られています。
 下の写真のように、手前に古い蔵の木の柱があり、奥に鉄骨でできた新しい蔵の柱が見えます。

 

柴田酒造場 の 未来への構想「魅力的なiNakaづくり」

 柴田酒造場は、愛知県岡崎市の山間地に位置します。
 近隣の市街地から車で30~40分程の距離ですが、電車やバスなど公共交通手段では少し不便な場所です。
 地域の住民は減少傾向にあり、近くの小学校の全校児童数は17人です。

 これからもこの地域で持続可能な暮らしができるように「魅力的なiNakaづくり」に取り組んでいます。

魅力的なiNakaづくり
・育った子ども達が将来戻ってきたいと思える場所
・外から見た時に元気だなと思ってもらえる場所

休耕田を活用した自社米の栽培

 近くの休耕作地や買い手の見つからない田んぼを買い受け、生態系を考慮しながらお米を育てる取り組みをしています。

 

自社米を使用した酒造り

 現在は試験段階ですが、今後自社で育てたお米を使ってお酒造りをしていきます。

 

蔵cafe一合

 2020年に自社の築130年以上の土蔵をリノベーションしてカフェをオープンしました。
 酒粕を使ったチーズケーキやハンバーガーなど、酒蔵ならではのメニューを用意しています。

リノベーション中、蔵の中からは江戸時代の甲冑や明治時代の教科書などいろんな物が出てきたそうです💦

 

空き家(古民家)を活用した宿泊事業計画

 豊かな自然と共に、宿泊することでお酒も楽しむことができます。
 大正時代の古民家をリノベーションした宿泊事業を計画中です。

耕作放棄地を活用した私設公園計画

 この地域でゆったりと過ごせる場所を作るための公園を作る計画をしています。
 様々な問題の温床となる耕作放棄地を活用できるようになります。

柴田酒造場 の 日本酒 の 一生!

 柴田酒造場で作られた日本酒の素材・製造を追った動画「一生動画」を公開中です!
 どのような素材で、どのように作られたのかを動画でまとめています。
 ぜひご覧ください。

柴田酒造場の日本酒の「一生動画」

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