岡崎製材の「HAZAI® project」は、創業100年の節目を迎えた年に始まった新しい挑戦です。
製造過程でどうしても出てしまう木の切れ端(端材)をカッティングボード、身長計など、新たな商品へアップサイクルしています。
「木に育てられ木に生かされてきた」と語る老舗材木屋の「木への恩返し」であるプロジェクトについて詳しく伺いました。
3つのエシカルポイント
1.アップサイクル
木の端材をカッティングボードや身長計など、新たな商品に作り変えることで、廃棄物を減らします。
2.自然素材
自然素材を使用して作ることで、廃棄時の環境への負荷を減らします。
また、お手入れをすることで長く使うことができます。
3.小規模生産
端材が出た分だけ作ることで、大量生産・大量廃棄を減らします。
「HAZAI® project」のストーリーと想い
「HAZAI® project」で伝えたい想い
- 個性豊かな美しい端材(木のカケラ)の魅力を知ってもらう
- 端材を生かすことで廃棄を減らす
- 木の持つぬくもりを届ける
「HAZAI® project」立ち上げのストーリー
岡崎製材は、1917年(大正6年)に愛知県岡崎市で創業した老舗の材木屋です。
住宅資材の卸売りから、キッチン等の住宅設備販売、ホームセンター、家具製作など、多岐に亘る事業を展開しています。
無垢材の在庫は国内トップクラスを誇り、
様々な樹種からなる一枚板のテーブルや家具などを制作しています。
天然の木材でテーブルや家具を製作すると、必ず発生するのが端材(はざい)と呼ばれる木の切れ端です。
サイズや形もバラバラで、何かに使う用途があるわけでもなく、保管場所にも困る代物です。
この端材を処理するには、廃棄するのが本当は一番効率のよい方法です。
しかし、端材といえども元は貴重な天然の無垢材です。
木の持つ美しさ、個性的な魅力を熟知しているため、とても廃棄処分する気持ちにはなれませんでした。
創業100年を機に、廃棄されてしまう運命にある美しい端材たちを救い、
命を吹き込むための「HAZAI® project」に本格的に取り掛かることにしました。
「HAZAI® project」の 魅力
木材は、1つとして同じものはありません。
色合い、節、柄、木目・・・そのすべてが違います。
使い込んでいくと色合いや風合いもそれぞれに増してきます。
一枚板の高級テーブルと同じ木材を使い、社内の自然素材部 銘木チームの職人によって作られています。
「HAZAI® project」の 理念
創業100年の節目に生まれたHAZAI® project
無垢材ならではの節やひとつひとつ違う木目。
それらを生かした暮らしの道具には シンプルな中にも愛らしさと気品があります。木のぬくもりとともにささやかな幸せをお届けしたい。
木に育てられ、木に生かされてきた私たちの 木への感謝の気持ちをカタチにしました。
新たなイノチを吹き込まれたデザイン
HAZAI® project リーフレットより引用
手づくりの製品の魅力に触れてみてください。
岡崎製材 HAZAI® project の アップサイクル 商品「カッティングボード」「森の身長計」の一生!
HAZAI® projectでアップサイクルされた商品の製造からお手入れ方法までを追った動画「一生動画」を公開中です!
素材、製造方法、使い方、手放し方を動画でまとめています。
ぜひご覧ください。
コメント