愛知県豊橋市で、自然原料のみで石けんを作っている白井油脂工業株式会社さんを取材させていただきました。
昔ながらの釜焚きで、職人さんの勘と経験で1つ1つの工程を丁寧に作られていました。
このページでは、白井油脂さんで作られる「ミセル 粉石けん」の「素材・製造・使い方」を掲載しています。
ここでしか見られない貴重な動画が最後にありますので、ぜひ最後までご覧ください。
エシカルポイント
1.自然素材
自然素材のみを使って作ることで、使用時の環境への負荷を減らします。
2.小規模生産
大量生産・大量廃棄を減らします。
白井油脂工業 ミセル 粉石けん
ミセル 粉石けん ¥1,080(税込) ※2022年11月現在
※粉石けん以外にも、ミセル無添加石けん、米ぬか植物石けん、琥珀石けん(洗顔用)、無添加液体石けんなどがあります。
白井油脂工業 ミセル 粉石けん の ストーリー
Q.ミセル粉石けんの材料は何ですか?
A.植物性油脂(ヤシ油)、苛性ソーダ、炭酸ソーダです。
Q.ミセル粉石けんは、どうやって作られていますか?
①植物性油脂(ヤシ油)をボイラーの蒸気と一緒によく撹拌して温めます。
②苛性ソーダを、少しずつ混ぜていきます。
③何回かに分けて苛性ソーダを入れると、だんだん油脂がふっくらとしてきました。
このドロッとしたゲル状のものを「石けん素地(そじ)」と言います。
釜に入れたまま二日間寝かせます。
④二日後、石けん素地にソーダ灰を入れて撹拌します。
見た目が白くなり、クリームっぽくなりました。
⑤クリーム状になった石けんを床に薄く広げて半日乾燥させます。
その後、瓦くらいの大きさに切り取ります。
⑥機械に入れて粗砕(そさい)します。
あられくらいの大きさになります。
⑦真っ白な雪山のようになりました。
あられ状になった石けんを床に薄く敷いて、さらに乾燥させます。
⑧さらに細かく粉末状に粉砕します。
⑨袋詰めして、ミセル粉石けんのできあがりです。
Q.粉石けんはどんな風に使われていますか?
A.一般の方向けの小売りもしていますが、主なお客様は給食センターや飲食店、食品加工の工場などで使われています。
特に、琵琶湖の環境問題に厳しい関西地方で使われることが多いです。
Q.粉石けんを使ったお洗濯のコツはありますか?
A.洗濯機の水量を目安に、パッケージに書いてある石けんの使用量を量って使ってください。
ミセル粉石けんは、お水に溶けやすく作られていますが、それでも多少溶け残ってしまうことがあります。
溶け残りを減らす方法が2つあります。
①粉石けんを先に入れて、その上に洗濯物を載せる。
そうすると、洗濯物が重しになって粉石けんを溶かしやすくなります。
②洗濯物を入れる前に、低水量で粉石けんを入れて一度よく撹拌する。
粉石けんが溶けてから、洗濯物を入れて洗濯する。
お時間があるようでしたら、この②がおすすめです。
Q.石けんはどんな点がよいのでしょうか?
A.合成洗剤と比べて、使用後の生分解性が早いので環境にやさしくお使いいただけます。
また、必要以上に手肌の油分を奪いませんので、毎日の家事にも安心してお使いください。
白井油脂工業 ミセル粉石けん 一生動画「素材・製造・使い方」
「素材・製造・使い方」というモノの一生が見られるものを「一生動画」と呼んでいます。
他では見られない、想いの詰まった「商品の一生」をぜひご覧ください。
購入方法
白井油脂工業の石けんは工場内で販売しています。
工場まで直接お越しの上、お買い求めください。
遠くにお住いの場合は、電話やFAXで注文を受け付けております。
住所 | 〒440-0814 愛知県豊橋市前田町2丁目8−7 |
交通手段 | 豊橋鉄道 市内線 新川駅 徒歩13分 |
TEL | 0532-52-3858(平日9:00~12:00 13:00~17:00) |
FAX | 0532-52-3860(24時間受付可能) |
白井油脂さんは来年創業100年を迎える老舗の石けんメーカーです。
見学させていただいて驚いたのは、ほとんどの工程が手作業で、職人さんの勘と経験から作られていたことです。
そして、皆さん笑顔で自分たちの作っている石けんに自信と誇りを持っていらっしゃるように感じました。
また、年季の入ったボイラーや建物など、昭和の時代から丁寧に使われていることが分かる工場でした。
いつまでも石けん作りを応援していきたいなと思いました。
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