三重県伊賀市にあるファイン株式会社で作られている
「MEGURU 竹の歯ブラシ」を取材させていただきました。
工場に隣接している竹林を整備した際に出る、間伐材の竹を使って歯ブラシを作っています。
生分解性のある樹脂を使っているため、土に埋めることで自然に還すこともできます。
このページでは、MEGURU竹の歯ブラシの
「素材・製造・使い方・手放し方」を掲載しています。
MEGURU 竹の歯ブラシ 一生動画「素材・製造・使い方・手放し方」
「素材・製造・使い方・手放し方」というモノの一生が見られるものを
「一生動画」と呼んでいます。
他では見られない、想いの詰まった「商品の一生」をぜひご覧ください。
エシカルポイント
1.アップサイクル
廃棄される間伐材を材料に再利用して歯ブラシを作っています。
2.自然素材
生分解性のある自然素材を使うことで、廃棄時の環境への負荷が低くなります。
3.プラスチックフリー
紙包装を利用することで、プラスチックの使用量を削減します。
MEGURU 竹の歯ブラシ
MEGURU 竹の歯ブラシ ¥715(税込) ※2023年3月現在
(花馬毛、豚毛、ひまし樹脂、極細毛の4種類があります。)
MEGURU 竹の歯ブラシ の ストーリー
Q.材料は何ですか?
A.歯ブラシのハンドル部分は「竹」と生分解性のある「ポリ乳酸樹脂」(原料:トウモロコシのでんぷん)を使っています。
竹は、伊賀工場の隣にある竹林を整備する際に出る竹を使っています。
ブラシには4種類の素材があります。
▼豚毛
▼花馬毛
▼ひまし樹脂毛(植物性素材でヴィーガンの方にもご使用いただけます)
▼極細毛(一般的な歯ブラシで使われるナイロン素材です)
Q.MEGURU 竹の歯ブラシは、誰がどのように作っていますか?
A.三重県伊賀市にあるファイン株式会社の伊賀工場で作られています。
①竹の伐採
伊賀工場に隣接している竹林を整備すると同時に、歯ブラシの材料として採取しています。
淡竹(はちく)という竹で、成長して4年くらい経つ節が黒くなった竹を選んでいます。
竹を機械で細かく粉砕します。
竹の葉や枝を一緒に入れる場合もあり、その時の材料によって色が微妙に変わってきます。
乾燥させてから、さらに細かい微粉末にします。
②樹脂づくり
竹の微粉末とポリ乳酸樹脂を混ぜて加工し、ペレットを作ります。
粒状になったペレットは提携工場で歯ブラシのハンドルに成型加工します。
③植毛
4つの毛材を、植毛に適した長さにカットします。
機械で歯ブラシの穴に毛を植えていきます。
黄銅平線という小さな金属片を植毛穴に押し込んで留めています。
④毛切り・先丸
毛切機という機械に1本ずつ通して、
毛の長さをきれいに切りそろえ、毛先をやすりで削り丸く整えます。
上が加工前の歯ブラシ、下が加工後の歯ブラシです。
毛先がきれいに整えられているのが分かります。
Q.商品を発送する時、どんな風に梱包していますか?
A.竹の歯ブラシは、日本の竹を100%使用した包装紙に包まれています。
ファインオンラインストアで注文された場合、環境に優しい梱包資材でお送りしています。
化学物質過敏症の方など、梱包への要望はできる範囲でご対応しております。
Q.使用上の注意事項はありますか?
A.天然素材の特性上、柄の部分は分解が進んで強度が落ちるため、
2年という品質保持期限を設けております。
Q.廃棄はどうすれば良いですか?
A.生分解性のある素材なので、土に埋めることで自然に還すことができます。
土の状況にもよりますが、埋めてから1年ほどで豚毛、花馬毛の毛は分解されてなくなります。
※ひまし樹脂毛、極細毛のブラシ部分は生分解性がありません。
焼却する際の燃焼カロリーが低いため、CO2の排出量は一般の樹脂に比べて少なくなっています。
MEGURU 竹の歯ブラシ 一生動画「素材・製造・使い方・手放し方」
「素材・製造・使い方・手放し方」というモノの一生が見られるものを
「一生動画」と呼んでいます。
他では見られない、想いの詰まった「商品の一生」をぜひご覧ください。
竹の歯ブラシを作っているメーカーは増えてきましたが、海外で生産しているメーカーが多い状況です。そんな中「MEGURU 竹の歯ブラシ」は原料の調達から樹脂の成型まで国内で一貫して作られていると知りました。
竹林では農薬や除草剤も使っていないので、育てられ方が気になる方にも安心だと思います。化学物質過敏症の方や、ヴィーガンの方など、いろんな方に配慮して作られるとても素敵なメーカーさんでした。
社長の清水様や社員の皆様は終始笑顔で、暖かな雰囲気の中で歯ブラシが作られていることが伝わりました。
コメント
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