「KURAKIN」は株式会社艶金が運営する「のこり染」の生地を使ったブランドです。
食品や植物を加工した後に出る「のこり」をアップサイクルした染色方法で作られる「のこり染」は、天然由来のやわらかく落ち着いた色合いが特徴です。
のこり染を施した生地で、エコラップからバッグやベビーグッズまで幅広い商品を作っています。
このページでは、「KURAKINブランド」をご紹介をしています。
エシカルポイント
1.アップサイクル
廃棄されるものを再利用して別の商品を作ることで、廃棄物を減らします。
2.オーガニック
農薬を使わずに育てた素材を使うことで、生産者が受ける農薬の健康被害や環境への影響を減らします。
3.自然素材
生分解性のある自然素材を使うことで、廃棄時の環境への負荷が低くなります。
4.プラスチックフリー
紙包装を利用することで、プラスチックの使用量を削減します。
KURAKIN の ストーリーと想い
KURAKIN が 伝えたい想い
- 捨てられてしまう「のこり」をアップサイクルすること
- 自然由来の色の美しさ
- 環境に負荷をかけないモノづくり
KURAKIN ブランド立ち上げのストーリー
KURAKINは、岐阜県大垣市にある株式会社艶金が立ち上げたブランドです。
艶金はファッション衣類の染色整理加工業を生業とした、
創業130年を超える老舗企業です。
工場内には染色機が50台あり、毎日450反の生地を染色しています。
※1反の生地の長さは約40mです。
染色工程では、大量の水と熱エネルギーを使います。
染色をキーワードに何かエコロジーな取り組みができないか思案していたところ、
2008年に岐阜県産業技術総合センターより、食品会社の余剰物を色素に再利用できないだろうか、という共同研究依頼がありました。
最初の素材はピーナッツの渋皮でした。
染色の職人や岐阜県産業技術総合センターとも相談して、
1年かけて安定して染色できる方法を作り上げました。
それでも、時期によって染まる色が異なる場合があります。
桜の枝は、開花前の色素を溜めている冬の時期にしか、ピンク色に染まりません。
自然は季節や時期によって常に変化するもの。
色だって違いが出るのも当たり前なのかもしれません。
天然の色素の一番の弱点は変色しやすいことです。
そのままでは、光に当たったところや水に濡れたところが変色してしまいました。
そこで必要最低限の化学染料や薬品を使い、色の変化を抑えています。
株式会社艶金の取り組み
株式会社艶金では、環境に配慮したモノづくりを行っています。
▼バイオマスボイラー
1987年にバイオマスボイラーに燃料転換し、
古民家などを解体した後に出る廃材を木材チップに加工して使っています。
▼排水設備
岐阜県大垣市は地下水資源が豊富な水の都です。
大垣市に工場を開業した当時から、高度な排水処理設備を有しています。
▼コンポストと自社農園
社内食堂で調理時に出る端材をコンポストしています。
工場の一角に畑を作って野菜づくりや綿花栽培にも挑戦しています。
去年育てた綿花が1つ残されていました。
KURAKIN「のこり染」の 由来
食品や植物を加工した後に出るのこり(残渣や枝葉)を
原料にした染色方法なので「のこり染」と言います。
自然界から抽出した色の為、環境に優しく、
染まった色は見ているだけで気持ちが落ち着くような
やわらかい色合いをしています。
KURAKIN のこり染 エコラップ の 一生!
KURAKIN のこり染エコラップの素材・製造・使い方・手放し方を
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どのような素材で、どのように作られたのかを動画でまとめています。
ぜひご覧ください。
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